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熊本県八代の国産い草を使用
赤ちゃんのお昼寝専用畳が発売

赤ちゃんのお昼寝専用畳「Goronto(ごろんと)」

熊本県畳工業組合が、もっと幅広い年代の方々に畳に触れてもらいたいという想いから、子育て中の家族をターゲットにした新製品「Goronto(ごろんと)」(※以下「Goronto」)を4月29日(祝・畳の日)に発売しました。

製品開発の背景

戸建てや集合住宅において、和室の需要は年々減少傾向にあり、間取りに和室そのものがないというお家も増えています。加えて、外国産の安価な畳表の輸入や国内生産量の減少、い草農家の担い手不足も深刻な状況です。

フローリングが当たり前になった現代のライフスタイル
国産い草を使用した畳表

若手生産者との交流

熊本県畳工業組合は新製品「Goronto」の製作にあたり、日本国内で生産されるい草の約9割の産地である熊本県八代市の若手い草農家に協力を依頼。居室空間としての畳だけではなく、若い世代にもっと身近に感じてもらえるような製品づくりを目指してさまざまな意見交換を行いました。

製作には八代市の若手い草農家が協力
八代市は日本でも有数のい草の産地
若手い草農家と製品づくりについて意見交換も
若い世代に身近に感じてもらう製品づくりを目指す
仕上げまで生産農家さんの想いが込められている

赤ちゃんの“心地よさ”を考えた仕様

今回のターゲットは「赤ちゃん」。使用する素材や製品のサイズ、厚み、寝心地にいたるまで、実際に子育て中のご家族や有識者の方々に実際に触れてもらい、何度も試作品を重ねて今回の製品(Type-A)が完成しました。

赤ちゃん専用だからこその安全性と寝心地を追求
様々な方の意見を取り入れ製品化

安全性に配慮した畳職人による手仕事

金具などは一切使用せず、一つひとつの作業を経験豊富な畳職人が手作業で仕上げていきます。人の手で紡がれた製品には、機械とは異なる温かみが感じられ、使っていくたびにその魅力を実感することができます。

使うたび、手作業の温かみが感じられる

置き畳だからできる利便性

本製品の最大の特徴は、「持ち運びのしやすさ」です。通常の畳の半畳よりもコンパクトなサイズは、気軽に持ち運べるので、リビングはもちろん、さまざまな場所での利用が可能です。

夏はひんやり、冬はぽかぽかのためどこでもいつでも使いたくなる

子育てと畳

発育中の脳の発達に欠かせない、指先の感覚。寝返り期の赤ちゃんが畳の目をカリカリと指で掻き、その感覚や音を楽しんだりできるのが「Goronto」です。

畳の目は思わず触りたくなるザラザラした感触

“おひるね”を、贈ろう

「我が子のために」はもちろんですが、友人やお孫さまへの出産祝いなど、プレゼントとしても最適です。リラックス効果も高いい草の香りに包まれて、快適なお昼寝をサポートする『Goronto』は、大切なお子様の健やかな成長を応援します。

殺菌作用を持つ芳香成分は、リラックス効果も得られる

【製品情報】
「Goronto」(Type-A)
サイズ(縦×横×厚さ):約788mm × 約788mm × 約35mm
重さ:約3.5kg
材質/熊本県産い草畳表、縁(綿)、滑り止めシート、床材(茶配合ボード、ポリスチレンフォーム、クッション材)
価格:15,400円(税込)
カラー(縁):松葉色、柑子色
熊本県畳工業組合HP:https://www.tatami-kumamoto.com/
※畳表は、原材料となったい草の日照時間・乾燥によって色合いが異なり、天然素材の風合いを楽しめるのが魅力です。

「Goronto」(Type-A)
縁カラー/松葉色
縁カラー/柑子色