株式会社TBWA HAKUHODOが、清水建設株式会社、甲子化学工業株式会社、株式会社キッチハイク、北海道猿払村と共同で、大阪・関西万博の共創プロジェクトをきっかけに官民連携で生まれた“サステナブルな旅”「HOTATOUR(ホタツアー)」を、2025年8月7日(木)より特設サイトにて発売しています。
舞台は、日本最北の村・北海道猿払村。地域の暮らしやホタテ漁、そしてホタメットのルーツに触れながら、環境と未来を見つめ直すフィールドワーク型ツアーです。旅を通じて、「人と地域と地球にやさしい未来」のあり方を考える、新しい観光体験となっています。
Webサイト:https://hotatour.com

「HOTATOUR」は、普段は立ち入ることのできないホタテの堆積場の見学をはじめ、ホタテの貝殻から生まれたプロダクトを現地で体験するフィールドワークや、地元漁師との交流などを通じて、社会課題とその解決に向けた取り組みを深く知ることができるツアーです。こうした地域課題の最前線に触れることで、観光による一時的な消費にとどまらず、課題への共感を育み、持続可能な未来づくりに“参加する”旅として企画されました。
このツアーは、TBWA HAKUHODOと甲子化学工業が共に企画・販売した「HOTAMET」プロジェクトから生まれました。ホタテの廃棄殻という地域の課題に向き合いながら、新たな可能性を形にする——そんなリアルな“サステナブル体験”が詰まった旅です。
プロジェクトの背景
猿払村では、長年ホタテ漁が地域の中心産業として根付いていますが、その裏ではホタテ貝殻の処理が課題となってきました。この課題に着目したTBWA HAKUHODOは、廃棄されるホタテ殻を“地域資源”として再生するプロジェクトを始動し、「HOTAMET(ホタメット)」をはじめ、「HOTATETRAPOD(ホタテトラポッド)」「HOTASCOOP(ホタスコップ)」「HOTABENCH(ホタベンチ)」などを開発・発売。これらはホタテ殻を主原料としながらも、優れた強度やデザイン性を備え、現在開催中の大阪・関西万博の「Co-Design Challenge」プログラムに選定されるなど、国内外でも注目を集めてきました。
こうした取り組みに対し、「なぜ廃棄された貝殻からヘルメットが生まれたの?」「もっと猿払村のホタテ貝殻について知りたい」などの声が多く届いたことから、こうした関心に応えるべく今回のツアーが生まれたそう。
※「HOTAMET」「HOTABENCH」は甲子化学工業の商標またはプロジェクト名です
※「TETRAPOD」は不動テトラの商標です
HOTATOURの特徴
1. 村の担当者から開発秘話を紹介
ホタメットの開発に携わった村の役場担当者が、現地ガイドとして同行します。語られてこなかった裏話や、実際の課題を自らの目で確認することで、よりプロジェクトの奥深さを知ることができます。

2. “村の日常に触れる”体験を叶えるプライベートツアー
本ツアーは2名から催行するプライベートツアーです。少人数だからこそ、村人との対話や、地元の人しか知らない場所へのご案内が可能です。観光名所を巡る旅ではなく、“村の日常に触れる”ことが魅力です。

3. オホーツク海で育まれた「猿払村産の天然ホタテ」をおいしくいただく
1日目と2日目の夕食は、旅館にて猿払村産の天然ホタテをふんだんにつかった特別ディナーが提供されます。村のホタテをおいしく味わうことは、生産者の努力に応えると同時に、「育てる漁業」という持続可能な漁業の未来にもつながります。

【ツアー概要】
ツアー名:ホタメットが生まれた村で、“やさしい未来”にふれる旅。北海道・猿払村の2泊3日ツアー
開催期間:2025年9月~10月(全3回・平日開催)
Webサイト:https://hotatour.com