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アフターコロナ時代にこそ活用したい 青森ひばの精油と蒸留水

抗菌作用や防虫・防カビなどすぐれた効果があるとされている青森ひば油。エッセンシャルオイルとしてアロマテラピーやバスオイルに使っても「深いリラックスができる」と男女問わず根強い人気をもっています。芳香で心がほどけていくだけでなく、生活まわりにも幅広く活用できそうな青森ひば製品を見つけました。アフターコロナ時代のライフスタイルやコンディショニングに役立ちそうな、青森ひば製品の楽しみ方をご紹介します。

青森ひばエッセンシャルオイル30ml(左)、翌檜香500ml(右)

アフターコロナ時代にマッチする青森ひばの万能感

青森ひば油はどのように抽出されるかご存じですか? 住宅用の木材等を生産するプロセスで出てくるおがくずを蒸留して得られる精油で、100kgの青森ひばの木材からたった1kgしか抽出できない貴重な油です。

シロアリやゴキブリも寄せ付けない防虫効果、「ヒノキチール」と「β-ドラブリン」という成分による強力な抗菌作用だけでも優れモノなのですが、木材のほうは耐久性も高く、平安時代後期に建立された平泉の中尊寺金色堂も青森ひばが使われています。

青森ひばに含まれるヒノキチオールはヒノキ科アスナロ族の中でも最大。その薬用効果は化粧品・虫歯予防・養毛剤・水虫治療薬・皮膚病治療薬などに応用されています。意外なところでは衣類や寝具にも使われており、食品添加物としても国の認可を受けています。

青森県生まれの筆者にとってこの香りはとても馴染み深く、不思議なくらい心が落ち着く香りです。青森ひばの木材を使った浴槽、まな板、チップ状やボール状の防虫剤など、日々の生活のいろんなシーンで青森ひばの存在を感じながら暮らしていました。鼻腔で広がる青森ひばの芳香は、まるで森林浴をしているような心地よさ……。

実は青森ひばって万能だし、今の時代にめちゃくちゃ合うのでは? と思ったきっかけとなったのが青森県弘前市にある青森ヒバオール株式会社の製品。青森ヒバオールは社名の通り、青森ひばに特化した企業であり、県内でもパイオニアです。

青森ひば製品のラインナップの中で筆者がリピート買いしているのが、100%天然成分の青森ひば油と、抽出時の蒸留水を活用した「翌檜香(あすなろこう)」。実は35年前から発売されているロングセラーなのだそう。

お風呂200Lに対して「翌檜香」200mlが目安

自宅で活用してみたところ、アフターコロナのライフスタイルやコンディショニングにマッチすることを実感し、我が家の定番商品となっています。レビューや活用法をご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

①マスクスプレー&ハンドスプレー

天然の木香水「翌檜香(あすなろこう)」は青森ひばの材木を水蒸気蒸留してえられた天然100%の「ひば水」。以前、富良野旅行でラベンダーの蒸留水を買ったことがあったのですが、その青森ひばバージョンだと思いました。
自宅のお風呂に適量を入れてかきまぜると、旅館の青森ひば風呂に入っているような豊かな気分に。お風呂の湯を2~3日ほど追い炊きで入りましたが、湯ぐされせず、持ちがよかったです。
そんな翌檜香を、スプレーボトルに入れてマスクスプレーやハンドスプレーとして使ってみました。芳香のリラックス効果や青森ひばの消臭・抗菌効果なのでしょうか、駅ナカの人混みや満員電車の中でも安心感があります。香り自体にも抗菌効果があるようなので、マスクから香るだけでも「風邪予防になりそうだ」と感じました。

②ルームスプレー

翌檜香のスプレーをリビングや自室に噴射してみたところ、空気清浄機をつけなくても空間が浄化されたような優しいスッキリ感がありました。天然素材なので、霧状になったものが肌についても気になりません。
また、青森ひば油を精製水や無水エタノールとミックスさせたオリジナルスプレーも作ってみたところ、濃厚な青森ひばの香りが凛と漂い、翌檜香とは対照的にしっかりとしたリフレッシュ感がありました。
台所でも使ってみようと生ごみをいれておく容器に振りかけてみたところ、嫌なにおいが気にならなくなりました。トイレにもスプレーボトルを置いています。

③アロマオイル

激務で疲れ果てた時、青森ひば油を3~5滴(キャリアオイルで薄めて入れるのがベター)お風呂に入れて芳香浴をしますと、疲れが抜けていくのが早い気がします。
ティッシュに青森ひば油を1~2滴含ませて枕元に置いて寝ると眠りの質がよくなったのか、スッキリ起きられました。

④足湯

青森ヒバオールの社員の方に聞いたのですが、翌檜香は天然のひば水なので、赤ちゃんやご高齢の方、肌の弱い方の入浴にも重宝するのだそうです。おむつかぶれの予防も期待できるとかで、助産院さんのリピーターもいらっしゃるそう。
私は毎日の入浴にはもちろん、ちょっと気分転換したいときの足湯にも翌檜香を使っています。天然塩も少し入れるのですが、全身がぽかぽかするのを感じます。

いかがでしたでしょうか?
日本ならではの精油といえば北海道のハッカ油もお気に入りなのですが、とりあえず青森ひば油や翌檜香も常備品として用意しておくと、衛生的かつQOL(Quality Of Life)も上がって心身ともに健康的な生活が送れるな……ということを日々実感しています。

最後に、珍しい活用法をひとつ。私の父(70代)はヘアトニックのように頭に翌檜香をふりかけています。お湯で薄めて“湯シャン”をしたり、そして、足裏にも振りかけたり……! 身も心も爽快感があり、いいリフレッシュになるのだとか。

アフターコロナに向かって制約も徐々に無くなってきましたが、まだまだストレスフルな時代。汎用性の高い天然素材のものを上手に生活に取り入れて、機嫌よく暮らしていきたいですね。

※本記事はあくまで筆者個人や家族の体験による活用法ですので、効果や効能を保証するものではありません。

【商品情報】

青森ひばエッセンシャルオイル(30ml):各1,650円(税込)
翌檜香(500ml):2,640円(税込) ※10本分の価格です。

Information

名称/青森ヒバオール株式会社
住所/森県弘前市高田1-12-1
電話/0172-28-2373
HP/https://aomori-hibaoru.amebaownd.com
インスタグラムID/aomorihibao_ru
E-mail/green@hibao-ru.com