三菱地所株式会社と株式会社中川政七商店による、学生が本気で商売を学び実践する47都道府県地域産品セレクトショップ「アナザー・ジャパン」が、2024年12月3日(火)より高松市とのコラボレーション企画展「アナザー・高松」を開催します。
企画展は「漆芸王国から届く、香川漆器」をコンセプトに、学生が現地で出会った工芸品や食品が店頭に並びます。さらに、さぬきうるし Sinraの代表・松本光太さんを招き、12月6日(金)には漆器を使った食とお話を楽しむイベント、12月7日(土)には箸に絵付けを行い、自分だけのオリジナル箸を作るワークショップを開催します。
12月6日(金)開催
漆器と食で味わうトークイベント「はじめての香川漆器を知って、使って、愉しむ夜」
「さぬきうるし Sinra」がつくる、『Ishiko』シリーズの漆器。花崗岩のダイヤモンドとも呼ばれる「庵治石(あじいし)」の粉を漆に混ぜることで、漆器でありながら金属カトラリーを使うことができ、指紋もつきにくい漆器に仕上がっています。そんな『Ishiko』シリーズの漆器を使い、アナザー・ジャパン選りすぐりの食品をいただきながら、「さぬきうるし Sinra」の代表・松本光太さんよりその魅力や制作背景、香川漆器の新しい挑戦について語られます。申し込みの詳細については、アナザー・ジャパン公式Instagramにて発信されるとのことです。
開催日時:2024年12月6日(金) 18:30~20:00
開催場所:アナザー・ジャパン
参加料金:一般 1,500円 学生 500円(税込)
ゲスト:さぬきうるし Sinra代表・松本光太 さん
江戸時代から続く讃岐漆芸の技法を未来に紡ぎ続けるために、漆芸家・松本光太さんが立ち上げた漆芸工房「さぬきうるし Sinra」。香川県ならではの材料や技法を使って漆器を製作し、今の暮らしに合わせた漆器のかたちを提案しています。粉末にした庵治石を漆にまぜて塗る「石粉塗り」は、さぬきうるし Sinraオリジナルの技法です。
さぬきうるし Sinra:http://sinra-urusi.com
12月7日(土)開催
「漆のお箸に金粉・銀粉で絵付け!自分だけの特別なお箸をつくるワークショップ」
「さぬきうるし Sinra」の代表・松本光太さんを招き、オリジナルの箸づくりを行います。庵治石の粉を漆に混ぜた『Ishiko 箸』から好きな色の箸を選び、金粉や銀粉を用いて絵付けを行います。ワークショップ後には、世界に1つだけのオリジナルの箸を持ち帰ることができます。
開催日時:2024年12月7日(土)
【第1回】13:00〜14:00/【第2回】14:30~15:30/【第3回】16:00〜17:00
開催場所:アナザー・ジャパン
参加料金:4,800円(『Ishiko 箸』付き・税込・材料費込み)
『Ishiko 箸』とは:さぬきうるしSinraがつくる『Ishiko』シリーズのお箸。庵治石の粉を漆に混ぜているため丈夫で、細かな表面は滑り止めにもなっています。ギフトにも最適です。当日、写真の商品の中からお好きな色を選ぶことができます。
香川漆器を中心とした、高松の挑戦の気風を届ける商品ラインナップ(一部のみ抜粋)
コンセプト「漆芸王国から届く、香川漆器」にちなみ、高松の「やってみまい」を感じるさまざまな商品をセレクト。
▼うどん・そうめん かじかわの「ぴっぴがし」
高松市内で、讃岐うどんや手延べ素麺を提供している「うどん・そうめん かじかわ」。うどんを作る時に出る端の部分などを使い、「うどんのセカンドライフ」としてお菓子に蘇らせています。ぴっぴとは、讃岐弁の幼児語でうどんのこと。コシのあるもちもちとした讃岐うどんとは違う、サクサク、カリッとした食感がやみつきになるお菓子です。今回アナザー・ジャパン店舗にて、新フレーバー「和三盆」が登場します。
▼漆原早奈恵(うるしの漆原)の「漆のアクセサリー」
漆芸家・修復士の漆原早奈恵さんが、ひとつひとつ作る漆のアクセサリー。若い方にも漆を気軽に取り入れるきっかけにしてほしいという想いが込められています。シーグラスを用いたアクセサリーは、金継ぎに着想を得て、漆原さん自らが島の浜辺に漂着したシーグラスを集めて作られています。可憐なうるし花のアクセサリーは、時を重ねながらより鮮やかに、色艶を増していきます。漆の変化を楽しみながら世代を超えて長く愛用したいアクセサリーです。
▼クラフト・アリオカの「肥松木工品」
肥松(こえまつ)とは、樹齢数百年を超える黒松の木の中心部分のこと。肥松は松やにを多く蓄えているため、器を光にかざすと、美しい木目が透けて見えます。また時を重ねるにつれて器は飴色に変化し、艶も増していく、世代を超えて育っていく器です。現在自然環境の変化による影響を受け、三百年を超えて生きる黒松は少なくなっているそう。クラフト・アリオカでは、先代から受け継いだ貴重な肥松材をいかし、器づくりを続けています。
▼さぬきうるし Sinraの「漆器」
香川県でしか採れない庵治石の粉を漆に混ぜる「石粉塗り」という独自の技法で漆器をつくる「さぬきうるし Sinra」。花崗岩のダイヤモンドとも呼ばれるほど硬く美しい庵治石の粉を漆に混ぜることにより、金属カトラリーを使っても傷がつきにくく、指紋も気にせずに使うことができる漆器に仕上がっています。漆器ならではの手触りや軽さ、優しい熱の伝わり方も魅力です。美しさと機能性を備えた漆器です。