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“魚離れ”時代に新提案
横浜発「食の循環プロジェクト」始動

「食の循環プロジェクト」を行う「まぐろ問屋 二代目マル城 横浜平沼店」

グルメ回転寿司「三浦三崎港」や「恵み」、「めぐみ水産」、「やざえもん」などを展開し、関東・沖縄で11店舗で年間200トンを超える水産物を取り扱う株式会社ネオ・エモーションが、2025年11月24日(月)に新業態店舗「まぐろ問屋 二代目マル城 横浜平沼店」をオープンします。

株式会社ネオ・エモーションは、“魚に関することならすべてやりたい”という理念のもと、未利用魚の活用・海洋 資源の保全・職人育成を通じた「食の循環モデル」の構築に取り組んでいます。その一環としてオープンする本店舗は、まぐろ問屋として培ってきた確かな目利きと職人技を活かし、「焼き魚と日本酒」を主軸にした“大衆酒場の進化形”として、規格外や未利用魚の有効活用を通じて環境配慮・資源循環・人材育成を両立するサステナブルな飲食モデルとして展開していきます。

「まぐろ問屋 二代目マル城 横浜平沼店」店内のイメージ

進む“魚離れ”とその現状

近年、日本では若年層を中心に“魚離れ”が進行しています。農林水産省の統計によると、国民1人あたりの魚介類年間消費量は1960年代の約40kgから2023年には約22kg前後に減少。同期間に肉類の消費量は30kgを超え、2011年には「魚<肉」と逆転しました。また、水産庁の「魚食に関する意識調査(令和5年度)」では、20〜30代のうち週1回以上魚を食べる人の割合は約4割未満とされ、魚離れは嗜好よりも“調理の手間・機会の減少”による構造的課題と分析されています。こうした社会背景を受け、ネオ・エモーションは「魚に関することならすべてやりたい」という企業理念のもと、魚の魅力を“もっと日常に、もっと身近に”感じられる場として、新業態「まぐろ問屋 二代目マル城 横浜平沼店」を立ち上げました。
参考:農林水産省「食料需給表(令和5年度)」、水産庁「魚食に関する意識調査(令和5年度)」

仕入れ風景とセントラルキッチン仕込みの様子

「ちょっと良い日の大衆居酒屋」~地域に根差し、魚を通じて語らう空間へ~

「まぐろ問屋 二代目マル城 横浜平沼店」は、世の中にあまり知られていない高品質な魚と地酒を、肩肘張らずに楽しめる“日常のご褒美空間”をコンセプトに設計。古材と暖色を基調にした店内には約70種の日本酒瓶が並び、樽型チェアやカウンター越しのライブキッチンが温もりを演出します。“魚離れ”という社会課題に対し、「素材の力をストレートに伝える料理」と「語らいが生まれる場」を通して、魚を食べる理由ではなく、楽しさを再発見できる場所を目指していきます。

さまざまな魚介料理とのペアリングを追求した日本酒を提供
「焼き魚」で魚料理の楽しさを発見

店舗の主な特徴

①まぐろ問屋直営の強み:神奈川・千葉・静岡の市場から直送。鮮度・品質ともに抜群です。
②未利用魚の積極活用:規格外・未利用魚を中心に仕入れ、漁業資源の循環に貢献。
③日本酒×焼き魚の新提案:蔵元直送の70種以上の地酒を用意し、料理とのペアリングを追求しました。
④環境配慮と人材育成:30kg未満のまぐろは扱わず、一本釣り・はえ縄漁に限定。独自の「90日織人 (ショクニン)育成プログラム」により、次世代職人を育成しています。

【店舗概要】
店舗名:「まぐろ問屋 二代目マル城 横浜平沼店」
住所:神奈川県横浜市西区平沼1丁目40-17
最寄駅:JR横浜駅、東急東横横浜駅、相鉄横浜駅、横浜遺影地下鉄横浜駅
電話 / FAX:045-620-5167
席数:50席(内カウンター12席、テーブル38席) ※個室なし
営業時間 :平日15:00~23:00(ラストオーダー22:00)、土日祝11:00~21:00(ラストオーダー20:30)
定休日:不定休 ・オープン日:11月24日(月)
株式会社ネオ・エモーションURL:https://neo-emotion.jp